NEW首の痛みと頭の半分が締め付けられる
症状
5日前の朝、起床時に首の痛みを自覚し、次第に左側頭部から左頬骨にかけて締め付けられるような感覚が現れた。首は左後方に痛みがあり、頭を動かすと痛みが強まる。頭部は何かが張り付いているような感覚があり、あまり顔を動かしたくないと訴えていた。
入浴で温まると症状はやや楽になるが、強くなるタイミングは不定期であった。接客業のため常に表情に気を配る必要があり、仕事中は違和感が気になり続け、気分がふさぐ感じも伴っていた。医療機関の受診歴はない。同時期に顎関節症や食いしばりの癖もみられた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2023年9月 ~ 2023年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時には、首の痛みについては本人が痛む部位を具体的に指し示すことができ、実際に筋緊張と圧痛を確認した。頭部の症状については大まかな範囲での認識であったため、その範囲についても確認した。手、足、背中のツボに鍼をした結果、背中のツボへの施術で首の痛みの大半が消失し、手や足、肩甲骨周囲のツボへの施術で頭部にスッキリと軽くなる感覚が得られた。
2回目以降は食いしばりの癖があることから、顎関節との関連も視野に入れて調整した。施術のたびに症状は一旦消失するものの、その後戻りがみられた。1日を通して症状を感じない日が1週間続くまでに4回ほどの施術を要した。
使用したツボ
まとめ
首の痛みと頭部の締め付け感が同時期にみられた症例であり、背中のツボへの施術で首の痛みが軽減し、手足や肩甲骨周囲のツボへの施術で頭部の感覚に変化がみられた点は、症状の広がりと施術部位の関連を考える上での気づきとなった。
食いしばりの癖がある場合、顎関節との関連も視野に入れて経過を追うことが有用であったと考えられる。症状が消失しても戻りがみられる場合があるため、一定期間症状のない状態を確認してから施術を終える判断が参考になる。今後も同様の癖がある場合は、経過観察が望ましいと考えられる。



























