NEW首・肩のこりとしびれ、顎に力が入る違和感
症状
主訴は食いしばりと首のこりである。4、5年前の寝違えをきっかけに症状が続いている。左の首から肩周りにかけてのこりに加え、若干のしびれもみられ、顎に力が入る感覚も伴っていた。症状の程度に時間帯やタイミングによる変動はなく、常に違和感があり不快感を訴えていた。これまでに鍼やマッサージ、整体を受けたことがあるが、目立った変化はみられなかったとのことである。ほかに気になる症状は特にないとのことであった。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2026年4月 ~ 2026年5月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
5回
施術と経過
初診時には胸鎖乳突筋や頸部、前胸部に緊張がみられ、顎の開けづらさも同時に抱えていることが確認された。背中や手にあるツボを用いて施術を行った。初回施術後、首のゴリゴリとした感覚が軽減し、動かしやすさが増したとの反応がみられた。その後複数回の施術を継続し、2日後には症状が少し戻る場面もあったが、以前よりは調子が良いとのことであったため、方針は変えずに施術を継続した。施術を重ねるごとに調子良く過ごせる日が増えていき、5回の施術で一つの区切りとなる状態まで至った。施術期間中に再燃や新たな症状の出現は特にみられなかった。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
食いしばりと首のこりが長期間続いていた症例であるが、胸鎖乳突筋や頸部、前胸部の緊張、顎の開けづらさといった複数の所見を確認しながら、背中や手にあるツボを用いて施術を行ったことが、首周りの動かしやすさの変化につながった可能性が考えられる。初回後に一時的な戻りがみられた際にも、以前と比べた変化を丁寧に確認しながら方針を維持したことが、その後の経過につながったと考えられる。継続的な施術によって調子の良い日が徐々に増えていった点は、慢性的な緊張を伴う症例における施術頻度や経過観察の重要性を示す一例といえる。今後も経過を注意深く観察していくことが望ましい。
































