NEW骨の奥の方の腰痛
症状
10年以上前から腰椎と仙骨の境界付近に痛みがある。主に前屈すると骨の奥の方に痛みを感じるという訴えであった。動き始め、特に中腰、前屈で強く感じ、寝ている時は楽になった。洗顔などの中腰が続く場面で影響が出ていた。
過去にレントゲン検査を受けたが異常は指摘されず、整体やカイロプラクティック、鍼施術も色々受けてきたが、骨の奥の方の痛みが取れることはなかった。
同時期に肩や首の張りもよく感じており、お腹も下痢しやすい状態であった。
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来院者
女性
60 代
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期間
2024年4月 ~ 2024年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時、患者が訴える前屈の痛みを再現してもらったところ、10~30度くらいの前屈で奥の方に痛み、さらに深い前屈では硬さを感じた。膝を高く上げると奥の方の痛みを感じた。
触診では腰椎と仙骨の境界付近に圧痛と張り、首頭の付近と肩・肩甲骨にかけても張りがあった。腹診では下腹部に圧痛箇所がいくつかみられた。
首のツボ、腰のツボ、お尻のツボに鍼をした。
初回施術後、前屈・中腰の可動域および痛みが大幅に減弱した。
2回目以降は、慢性症状であるため下痢しやすいことを考慮し、腹診で気になる所見があれば都度対処しながら、腰痛を中心にその他の症状にも対応する方針で施術を行った。
施術を重ねるごとに症状が軽減し、今まで制限していた仕事も出来るようになった。痛みが起きてもリカバリーできる安心感もあると患者は述べた。
4回目では1週間を通して腰痛を感じることがほとんど無くなって来たため、後は予防と全体的なメンテナンスに切り替えて通院間隔を1~3週間程度、状態を観察しながら施術を行っている。
使用したツボ
まとめ
10年以上続く慢性的な腰痛に対し、首、腰、お尻のツボへの施術を行った。初回から前屈・中腰時の痛みと可動域に大幅な改善がみられ、4回の施術で日常生活や仕事への制限が軽減した。
慢性症状であることを考慮し、下痢しやすい体質の所見にも対応しながら施術を進めたことが、症状の安定につながったと考えられる。過去に様々な施術を受けても改善しなかった骨の奥の痛みに対し、全身的な観察と継続的な施術が有用であった症例である。





























