NEW左肩の痛み後に生じた左耳の聞こえにくさ
症状
突発性難聴の疑いが主訴である。発症の1週間前から左肩にかなりの痛みがあり、その後左耳の聞こえが悪くなり、耳鳴りも併せて感じるようになった。耳鼻科を受診し、ステロイドと服薬による対応を受けたが、左耳はほとんど聞こえない状態であった。音を使う仕事をしており、聞こえの変化を受け入れられず不安を感じていた。また、同時期に慢性的な肩や首のこりもみられた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2026年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
初診時には、耳の裏の詰まり感、首や肩のこり、顎の緊張、股関節の詰まり感、腹部の緊張が確認された。手首、肩甲骨の間、頭頂部、腕、脚にあるツボを使い施術をした。初回の施術後には、耳の裏の詰まりが取れ、首の硬さや腹部の硬さが緩んだとの変化がみられた。
その後、2026年9月から10月にかけて週2〜3回の頻度で、合計5回の施術を行った。2回目以降も同様の施術を継続しながら、首や肩のこりをより緩めていく方針で調整した。4回目の時点では耳の聞こえに大きな変化はみられなかったが、肩の緩みは感じられるようになり、5回目には耳が聞こえるようになったとの報告があった。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
今回のケースでは、発症前に左肩の強い痛みがあったことから、肩や首のこり、顎の緊張、腹部の緊張といった全身状態と耳の症状との関連を考慮しながら施術を行ったことが特徴的であった。耳の裏の詰まりや首・顎・腹部の緊張を確認し、手首や肩甲骨間、頭頂部、腕、脚のツボを用いて継続的に調整したことで、聴覚症状以外の身体の硬さにも変化がみられ、最終的に聞こえの変化が報告された。耳の症状に対しては、局所だけでなく全身の緊張状態を把握しながら施術を進めることの重要性がうかがえる症例といえる。今後も経過の観察が望まれる。



































