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突発性難聴・耳鳴の鍼灸

いつから鍼灸を受ければいいの?

症状を感じたら、なるべく早く受診されることをおす
すめします。発症後、早期の対応で改善率が高くなるた
めです。

治療のペースは?

必要となる通院ペースは、週に2〜3回です。治療期
間の目安は1〜3ヶ月程度です。早く鍼灸治療を開始し
た人ほど、少ない通院回数で改善します。

なにか持っていくものは?

鍼治療の効果を客観的に判断するため、2週間に1回
程度のペースで聴力検査をお願いします。検査後、聴力
検査表(オージオグラム)を病院で受け取り、当院にお
持ちください。

病院や他の治療は同時にしても?

病院の通院と並行して鍼灸治療を行っても問題ありま
せん。他の鍼灸治療・各種療法との併用は、効果の判定
がしづらくなったり、お体への刺激が過剰になるおそれ
があるためお控えください。

どんな施術をするの?

当院で行う突発性難聴・耳鳴に対しての施術の特徴は
以下のようなものが挙げられます。

1.耳の周りに鍼をしない

耳の周りのツボに鍼をしても、その先が耳の奥に届
くことはありません。そもそも届くような鍼は危険な
ので、どこでも行われていません。直接的に悪いとこ
ろを刺激しているようでできていません。当院では耳
の周りのツボ以上に耳の奥に効果があるツボを全身か
ら拾い集めています。

2.顎関節をゆるめる

顎関節をゆるめることで、耳の状態を良くすること
ができます。顎関節と耳はすぐ隣同士です。聴力に必
要な内耳も顎関節のすぐ近くにあります。顎関節と一
言で言っても、関わる筋肉は無数にあります。顎をゆ
るめるために顎周辺だけを見るのではなく、全身のバ
ランスからアプローチしていきます。

3.首・肩こりを解消する

首・肩の筋肉を柔らかくすることで、結果として耳
につながる筋肉がゆるみ、血流が改善します。首・肩
こりを解消するためには動きやすい肩甲骨が重要です。
そのために手・足・背中のツボを多く使います。

4.耳と通じる鼻・喉にアプローチする

「耳・鼻・喉」はつながっています。耳の環境を整
えようとするとき、鼻・喉のコンディションは無視で
きません。鼻の通りを保っておくことや、喉の炎症を
改善させることで耳の回復につなげることができます。

治る可能性はどのくらい?

3〜5回以内の施術で顔周辺や関連する症状に変化が
感じることができれば、改善の見込みが十分にあります。
通院することで改善が期待できます。

 また、発症後どのくらいの期間があるかによって改善
の目安が変わります。

【聴力の改善率の目安】

・1ヶ月以内

:改善率 70~80% 聴力の目標 10割

・3ヶ月以内

:改善率 60~70% 聴力の目標   8割

・6ヶ月以上

:改善率 20~30% 聴力の目標  少しでも改善すれば

・1年以上 :

改善率  1%未満 聴力の目標  むずかしい

自分でできることは?

聴力の回復には休養が欠かせません。施術後は十分な
休息をとり、必ず睡眠時間をしっかり確保してください。
また、日常の疲れをためこまないように気をつけましょ
う。体が疲労していると、十分な回復が得られないこと
があるからです。

耳鳴りが大きくなった気がする…

聴力が回復する過程で、一時的に耳鳴が大きくなるこ
とがあります。聴力が回復した分、外部の音が聞こえや
すくなり、一時的に脳が混乱するからです。治療を続け
てさらに聴力が回復すると、耳鳴りは落ち着いていきま
す。

回復が遅くて不安になる…

聴力は、落ちるときは一瞬ですが回復には時間がかか
ります。適切な治療を行うことで、聴力は少しずつ回復
していきます。焦らず通院してください。