NEW目の奥の痛みから始まる頭痛と吐き気
症状
主訴は吐き気を伴う頭痛である。目の奥が痛む感覚から始まり、それが徐々に強くなって頭痛へと移行し、最終的に吐き気を伴うようになるという経過をたどっていた。痛みの場所はその時によって異なり、左右どちらにも生じていた。症状が強まるタイミングは一定ではないが、仕事終わりや集中が解けた際に起こることが多いとのことであった。仕事中にもプライベートの場面でも症状が出現するため、いつ頭痛が起こるか分からない不安を抱えていた。医療機関では痛み止めの頓服を処方されており、痛みを感じた際に服用するようにしてから嘔吐症状は見られなくなったとのことであった。なお、同時期に首肩こりと目の疲れもみられ、デスクワークの影響によるものと感じているとのことであった。
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来院者
男性
20 代
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期間
2026年8月 ~ 2026年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時には首の動きと触診を確認し、上部の頸椎付近に硬さが認められた。頭痛に対するケアとして背中のツボを用い、また目の疲れや首のこりが関係していると考えられたため、動きと触診の所見から腰のツボも選択して施術を行った。初回の施術後には、首の動きが楽になり、心なしか目が開きやすくスッキリしたとの報告があった。その後も継続して施術を行い、2回目以降も同様に首の動きや凝りの状態を確認しながら調整を続けた。施術を重ねるごとに首の凝りや動きの状態は良くなっていき、日常的な頭痛や吐き気もみられなくなっていった。大きな変化が得られるまでに要した施術回数は12回であり、その間、症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
今回の症例では、吐き気を伴う頭痛の背景に、首肩こりや目の疲れといった同時期にみられた症状との関連が考えられ、初診時に確認した上部頸椎付近の硬さが施術方針を立てる上で参考になったと考えられる。背中や腰のツボを用いた施術を継続する中で、首の動きや凝りの状態とあわせて頭痛や吐き気の経過を確認していったことが、症状の変化を把握する上で有用であったと考えられる。本症例から、頭痛の訴えに対して首や肩周辺の状態を併せて確認していく視点が臨床的な気づきとして得られる。今後も生活習慣による負担が症状に影響する可能性があるため、経過を継続して見ていく必要があると考えられる。






























