NEW鼓膜を押されるような耳閉感と「キーン」「ジジジ」という耳鳴り
症状
左耳の耳閉感と耳鳴りを訴えて来院した。来院の10日ほど前、大声を出した翌日に左耳の耳閉感と強いめまいが生じた。耳閉感は鼓膜を押されているような感覚で、常に症状があり日常生活に影響していた。耳鳴りは「キーン」という音をベースに「ジジジ」という音が混ざるものであった。耳鼻科を受診し聴力検査を受け、五苓散とカルナクリンを処方されたが変化はみられなかった。
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来院者
女性
40 代
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期間
2026年6月 ~ 2026年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
頚、肩、腰部、臀部のツボに鍼をした。初回施術の当日夜には耳閉感が半分程度に軽減し、翌日にはめまいと耳鳴りが消失した。翌々日には鼓膜を押されている感覚がなくなり、3日後には耳閉感はわずかに残る程度となった。2回目以降も同様の施術を継続した。施術を重ねるごとに耳の膜がどんどん薄くなっていくような感じで改善が進み、4回目終了時点でほぼ消失した。5回目の施術後には聴力もほぼ通常どおりに回復したと報告があった。
データ

使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
大声を出した後に生じた耳閉感、耳鳴り、めまいに対し、頚、肩、腰部、臀部のツボへの施術を行った。初回施術後から速やかに症状の軽減がみられ、5回の施術で聴力を含めてほぼ通常の状態に回復した。耳鼻科での投薬では変化がみられなかったが、鍼施術により段階的な改善が得られた症例である。耳の症状に対して、頚部や肩部だけでなく腰部や臀部のツボも含めた施術が有用であった可能性が示唆される。

























