NEW気圧変化や疲労で悪化する頭重感、めまい、耳の閉そく感
症状
症例者は20年前に交通事故でむちうちを負い、以来、頭全体、両肩と二の腕、右耳に症状を抱えている。症状は疲労の蓄積や季節の変化によって変動し、特に気圧の変化に伴ってめまいと吐き気が強く現れる。症状が悪化すると起き上がることができず寝込むこともあり、日常生活や仕事に大きな支障をきたしていた。医療機関でCT検査を受けたが異常は認められなかった。初診時の触診では、耳の後ろと背中の緊張が特に強く認められた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2023年8月
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頻度
月3回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初回の施術では、手、首、腰のツボに鍼をした。施術後、頭重感は残っていたものの、めまいと吐き気は落ち着いてきた。2回目以降は、首のコリが強いことと長期間の症状であることを考慮し、広い範囲の緊張を緩和するために背中から骨盤にかけてのツボに鍼をした。施術を重ねるごとに症状は改善し、気圧の変化で症状が強く出ることはあったが、寝込むことはなくなり、うずく程度で治まるようになった。11回の施術で大幅な改善が得られ、施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
20年前のむちうちによる長期的な症状に対して、首や背中の緊張を緩和する鍼施術を行った結果、めまいや吐き気といった日常生活に支障をきたす症状が大幅に改善された。特に、広範囲にわたる筋緊張に対して背中から骨盤にかけてのツボへの施術が効果的であった。気圧の変化による症状の変動は残るものの、寝込むほどの重篤な状態は解消され、症例者の生活の質は著しく向上した。長期間の症状であっても、継続的な施術により改善が期待できることが示された。




















