NEW夜勤後に悪化する左耳のボイラー音のような耳鳴り
症状
50代女性。今年5月7日から左耳に突然「ボー」というボイラーのような耳鳴りが始まった。音は消えたり鳴ったりを繰り返しており、仕事の夜勤で睡眠不足になったり肩こりを感じると音が強くなるように感じていた。ずっとこのまま鳴り止まなかったらどうしようと気持ちが落ち込み、日常生活でどのように気をつければいいかわからず不安を抱えていた。5月14日に市内の耳鼻科を受診し、突発性難聴の疑いと診断され、アデホスと五苓散を処方された。整体も勧められ受けたところ、翌日に耳鳴りが減ったが、2回目以降は変化を感じなかった。また、首を振り向くと痛みがあった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
8回
施術と経過
初診時、首を左回旋してもらうと肩上部と首に痛みがあり、可動域の制限が見られた。首と肩を触診すると異様なコリ感があった。首の過度な緊張を緩和するために、肩甲骨の内側と背中のツボに鍼をした。肩上部のコリは臀部と関連していたため、臀部のツボにも鍼をした。初回施術後、耳鳴りは小さくなり、首も向きやすくなった。耳鳴りが3日おきにあったため、完全に耳鳴りが聞こえなくなるまで8回の施術を行った。2回目以降は初回と同様の方針に加え、肩甲骨周辺のコリと関連した臀部のツボも加えた。夜勤のたびに耳鳴りがあり不安を感じていたが、2回の聴力検査では聴力の回復が見られたため、耳鳴りも治まると予測していた。8回目の施術後に最大の耳鳴りがあったが、数時間後には全く耳鳴りはなくなり、1週間後を経ても再発していないため終了とした。身体の疲れや寝不足があると聴力が落ちて耳鳴りという流れがあるため、その旨を伝え、疲れない身体づくりの提案をした。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
突発性難聴の疑いに伴う耳鳴りに対し、首や肩の過度な緊張を緩和する施術を行った症例である。初診時に首の可動域制限と肩上部のコリが確認され、これらが耳鳴りと関連していると考えられた。肩甲骨内側、背中、臀部のツボへの施術により、首の動きが改善し、耳鳴りも軽減した。夜勤による睡眠不足や肩こりが耳鳴りを悪化させる要因であったため、施術を重ねながら身体の疲労管理の重要性を伝えた。聴力検査での回復も確認され、最終的に耳鳴りは消失した。首肩の緊張緩和と生活習慣の見直しが、耳鳴り改善に寄与したと考えられる。



















