NEW仕事中に気になる耳鳴りと耳つまり
症状
30代女性が右耳の耳つまりと耳鳴りを主訴に来院した。症状は約1ヶ月前から出現し、医療機関で突発性難聴(軽度)の疑いと診断されていた。耳つまりは常に感じられ、耳鳴りは周囲が静かなときやオンラインミーティング中に特に気になり、仕事に支障をきたしていた。耳鳴りの音質は「キー」という高音と「ザー」という低音の2種類が混在していた。関連症状として、首や肩の著明な緊張と噛み締めの習慣が認められた。これらの症状により、日常生活や業務を満足に行えない状態が続いていた。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2025年10月 ~ 2025年10月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
7回
施術と経過
初診時の触診では、首肩周りに著明な緊張が確認された。噛み締めに対するアプローチと、首肩周りの緊張と関連が深い部位に鍼施術を行った。初回施術後、耳つまりに変化は見られなかったが、「キー」という高音の耳鳴りは改善し、「ザー」という低音は残存した。2回目以降は基本方針を維持しつつ、顎に対するアプローチを増やした。3回目の施術時点で耳つまりがかなり改善し、5回目には耳鳴りが気にならない程度まで軽減した。6回目でさらに症状が改善し、7回目の施術後、新型コロナウイルス感染症に罹患した。感染中は一時的に耳つまりなどの症状が出現したが、回復後は特に気になることなく日常生活を送れるようになった。計7回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
突発性難聴の疑いによる耳つまりと耳鳴りに対し、首肩の緊張緩和と噛み締め改善を目的とした鍼施術を行った。初回から症状の一部に改善が見られ、3回目で耳つまりが大幅に軽減、5回目以降は耳鳴りも気にならない程度まで改善した。首肩の緊張や噛み締めといった筋緊張が耳症状に関与していた可能性が示唆され、これらへのアプローチが有効であったと考えられる。新型コロナウイルス感染症罹患時には一時的に症状が再燃したものの、回復後は良好な状態を維持できており、根本的な改善が得られたと評価できる。今後も首肩の緊張管理と噛み締め習慣の改善を継続することで、症状の再発予防が期待される。























