NEW突発性難聴に伴う耳鳴りの軽減とQOLの向上
医師による診断:突発性難聴
症状
12月13日の夕方、突然の聴覚異常とともに耳鳴りが出現し、突発性難聴と診断される。
主な症状は2000Hz帯における40dBの聴力低下であり、一日中「ジー」という耳鳴りが止まず、精神的・肉体的に非常に消耗している。また、耳が詰まったような閉塞感も伴っている。
発症から約一ヶ月半が経過したが、症状に変化が見られなかったため、1月28日に来院となった。
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来院者
男性
50 代
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期間
2026年1月 ~ 2026年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
21回以上
施術と経過
【所見と方針】
左の肩甲骨上角、および耳後ろの翳風(えいふう)付近に強い緊張を確認した。これらの部位の緊張が内耳の循環不全に関与していると考え、そこを緩めることを主眼に置いて治療方針を立てた。
2026/01/28(1回目)
発症から約一ヶ月半、症状に変化が見られなかったため来院。
1/31(2回目)
病院の検査数値は40dB。耳鳴り自体に変化はないが、施術後は疲れが取れて頭がスッキリした感覚が続いている。
2/5(4回目)
耳鳴りの音が小さくなってきている。
2/9(5回目)
寝るときには気にならなくなっているが、一方で起床時やお風呂上がりに耳鳴りが大きくなるなど、まだ波がある状態。
3/10(13回目)
あんなに気になっていた朝の耳鳴りも気にならなくなってきた。朝の憂鬱感がなくなり、非常に喜ばれる。感覚としては当初を10とすると「3」まで軽減。
3/18(15回目)
病院での検査結果は、2000Hz・40dBと聴力に変化はなし。
3/31(18回目)
以前はお風呂上がりに気になっていた耳鳴りも、気にならないようになってきている。
4/21(23回目)
耳鳴りの感覚は「2」程度で落ち着き、現状を維持。
4/23(24回目)
耳鳴りは依然として残存しているものの、「気にしない」時間が増えたことで精神的・肉体的な苦痛は大幅に軽減された。しかし、肝心の聴力低下の改善が見られないため、本症例の治療を終了とした。
使用したツボ
まとめ
1月28日の初来院時は、一日中鳴り止まない耳鳴りと閉塞感により、精神的にも肉体的にも非常に消耗されている状態であった。
施術においては、左肩甲骨上角や翳風付近の緊張を緩めることに注力した。回数を重ねるごとに、まず「頭がスッキリする」といった身体の変化が現れ、それに追従するように耳鳴りの音量や質が変化していった。起床時やお風呂上がりなど、音が強く感じる波を繰り返しながらも、次第に「耳鳴りはあっても気にせず過ごせる」という状態へ移行できたことが大きい。
最終的な聴力数値に改善は見られなかったが、身体が変わる実感とともに、耳鳴りに振り回されず生活が楽になったという点に、本症例の意義があると感じている。















