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症例の鍼灸院:當山鍼灸院

左耳の突発性難聴

   

左耳の突発性難聴

医師による診断:突発性難聴

症状

鍼灸の症例「左耳の突発性難聴」(沖縄県那覇市)

1週間前、昼寝後に突然左耳の聴力が消失した。病院を受診し「突発性難聴」と診断されたが、持病によりステロイド治療は困難と説明を受け、鍼灸治療を希望して来院した。

既往歴

糖尿病(人工透析中)、心臓病あり。

初診時所見
•左耳は全く聴こえず、耳の感覚も喪失していた。
•耳鳴はザーという連続音。 •頚部・背部に著明な筋緊張を認めた。

  • 来院者

    女性

    60 代

  • 期間

    2025年6月 ~ 2025年9月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    21回以上

施術と経過

頚肩背部の緊張緩和を目的として鍼治療を実施。
•2回目:ドライヤーの音が小さく聞こえるようになった。
•3回目:耳周囲の感覚が戻り始めた。
•6回目:電子レンジの作動音が振動として感じられた。
•7回目:携帯電話の動画音声を小さく聴取。透析中の機械音や看護師の声も小さいながら聞き取れた。
•11回目:ドライヤーの音が左右均等に聴取できた。
•12回目:近距離での会話は聴取可能。2m程度離れると聞き取れない。
•13回目:耳鳴の音量が軽減。
•19回目:耳鳴が気にならない時間が増加。
•22回目:テレビ視聴や会話時には耳鳴がほぼ気にならない状態。

使用したツボ

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まとめ

鍼灸施術を継続した結果、2〜3メートルの範囲での会話音や環境音は聴取可能となり、耳鳴も日常生活で気にならない程度まで軽減した。ただし、遠方の音声は依然として聴取困難であり、静かな場面では耳鳴が残存している。聴力検査は未実施のため、客観的な回復度は不明である。今後は週1回のペースで治療を継続し、さらなる経過を観察する予定である。

なお、本症例は糖尿病性腎症による人工透析中という背景から、一般的な突発性難聴治療(ステロイド)の適応が困難であった。しかし鍼治療を継続することで、自覚的な聴覚改善と耳鳴の軽減が得られた。特に頚肩背部の筋緊張緩和が症状の変化に関与した可能性が考えられる。

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