症状

1週間前に腰痛を覚え、右腰に強く感じる。くしゃみした時、力が入った時、捻る動作をした時や立ち上がって背筋を伸ばした時に出現する。同時期に、左首が回らなくなり、日を増すごとによくなっているものの車の運転でバックする時に不便を感じている。

施術と経過

腰と首の症状が同時期に起きたことからこの関連性を解くことを考えた。
腰部は屈む動きに制限が出ており、左の頸部は左回旋時に左頸部から肩にかけて突っ張たような痛みを訴えていた。そこで共通ポイントである臀部のツボに鍼をすると首の痛みは解消さ.
れた。腰部も半減されたため、さらに臀部のツボにも加えた。屈む動きは出来るようになったが『来た時より７割程改善された』とのことだった。

2回目、『首の痛みは問題ない。ふとした時に腰部に痛みを感じる程度』とのこと。
腰部の屈曲伸展の動きに問題はなかった。みていくとうつ伏せから起き上がる時に再現され仙腸関節部に緊張がみられた。
そこで関わるツボに鍼をして再度見直すと痛みもなく起き上がり動作を出来るようになったため施術を終了とした

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 大臀 R
• 臀人 R
• 聚労 LR

まとめ

本件は腰と頸の両方に関わる臀部のツボに鍼をすることで大きく改善されました。１つ１つの事象を切り取らず総まとめとして考えると臀部の緊張が際立っていた症例であります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院