NEW臀部から指先まで広がる左半身の痛みとヒリヒリ感
症状
主訴は左半身の痛みである。5〜6年ほど前から在宅勤務が増えたことを機に、まず臀部に痛みが現れ、その後ふくらはぎから足、肩から首、指先へと痛みが広がっていった。左半身全体に筋肉痛のようなギシギシとした痛みがあり、手・臀部・下肢にはしびれとヒリヒリ感がみられる。最近では足の甲、太もも、上腕部のヒリヒリ感が強くなっている。症状は常時あり、座位が長くなると特につらくなる。日常生活のあらゆる場面で支障が生じており、夜間も痛みのため朝方に目が覚めてしまう。医療機関では坐骨神経痛や胸郭出口症候群の疑いと診断され、一時期は投薬による対応を受けていた。今回の症状に関連するか分からない違和感については特になしとのことである。
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来院者
女性
40 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、座位時に左荷重の傾向がみられ、腰臀部や背中周りの緊張が目立ったが、動作確認では特に問題は見られなかった。腰部、臀部、背中、手にあるツボを用いて施術を行った。初回施術後は座位での痛みが軽減し、就寝時の痛みも和らいだが、腕のヒリヒリ感は残っていた。2回目は腕周りを中心に施術を行ったところ、3回目には臀部や腰部の痛みが戻る場面がみられた。そこで初回時のアプローチを継続したところ、4回目には調子が良く、以前感じていた足の冷えも感じなくなり、5回目の時点で日常生活の支障がかなり軽減した。5回目以降も施術は継続しているが、現在は間隔を空けながら経過観察を行っている段階である。
使用したツボ
まとめ
在宅勤務の増加を機に座位時間が長くなったことが、左半身の広範囲にわたる痛みやしびれ、ヒリヒリ感と同時期にみられた点は、姿勢の偏りとの関連を考える上で参考になる所見と考えられる。腰部や臀部、背中への施術で座位時や就寝時の痛みに変化がみられた一方、腕周りへのアプローチ中に臀部・腰部の痛みが再燃した経過からは、部位ごとの反応を確認しながら施術内容を調整していく重要性がうかがえる。現在は経過観察の段階であり、今後も症状の変化に応じて施術部位を見直しながら経過を追っていく必要があると考えられる。




















