NEW右肩の痛みと指の痺れ、力が入らない
症状
主訴は右肩の痛みと右手指の痺れ、薬指と小指の力が入りづらいことである。1か月前に急に症状が始まり、ピアノを弾く際に気づいたという。その後徐々に症状が強くなり、物を持つ際にも左右差を感じるようになった。仕事では重い物を持つ際に持てなくなってきていること、趣味のピアノでは薬指と小指に力が入りづらく、思うように弾けないことに影響が出ている。整形外科を受診し、レントゲン検査では異常は認められなかった。リハビリを行っているが、変化はみられていないとのことである。
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来院者
男性
30 代
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期間
2026年7月 ~ 2026年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診時、右肩や首の動きに明らかな異常はなく、動作による痺れの悪化も確認されなかった。一方で右の前腕と胸に緊張がみられ、薬指と小指の屈曲時には左右差が確認された。施術では、胸の緊張に対して前腕のツボを使用し、前腕の張りに対しては前腕後面のツボを使用した。初回施術後、前腕部の張りは低下したが、痺れと指の力の入り方には変化がみられなかった。その後も施術を継続し、2回目以降は前腕部に加えて脊柱や肩甲骨周囲の張りや反応を確認しながら調整を行った。施術を重ねるごとに痺れの程度は低下し、肩の痛みを感じる場所にも変化がみられた。指の力についても徐々に変化がみられ、力が入るようになっていったとのことである。大きな変化が得られるまでに7回の施術を要した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現はみられなかった。
使用したツボ
まとめ
右肩の痛みと手指の痺れ、指の力の入りづらさを訴えていたケースでは、初診時に前腕や胸の緊張、指の屈曲時の左右差が確認された点が施術方針を立てる上で参考になったと考えられる。前腕のツボへの施術に加え、経過に応じて脊柱や肩甲骨周囲の状態を確認しながら調整を続けたことが、痺れや指の力の変化につながった可能性がある。整形外科での検査やリハビリでは変化がみられなかった症例であり、筋緊張や身体各部の反応を丁寧に確認しながら施術を継続する重要性がうかがえる症例と言える。


























