NEW立つと悪化する大腿外側のしびれ
症状
大腿外側のしびれを主訴として来院した症例である。半年ほど前から特に誘因なく症状が出現し、朝布団の中にいる間は感じないものの、立ち上がると出現し、歩行によって悪化する傾向があった。温めると症状がやや軽減するとのことであった。日常的に常にしびれを感じており不快感があり、特に立っている場面で強く気になっていた。整形外科を受診し、レントゲン検査を受けたが、骨には問題がないとのことであった。
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来院者
女性
60 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時、立位でしびれが増強し、患部を触れるとしびれ感が誘発される所見がみられた。また、股関節外側に圧痛が確認された。前腕、足首、下腿、膝、手首にあるツボを用いて施術を行った。初回施術後、股関節外側の圧痛が消失し、「しびれも軽くなったような気がする」との訴えがあった。
その後も週1回程度の頻度で施術を継続し、2回目以降も初回と同様の方針で施術を行った。施術を重ねるごとに少しずつ改善がみられ、4回目の施術後にはしびれの程度が施術前と比べて10分の1程度になったとのことであった。この時点で一区切りとして施術は終了となった。その後、別の症状で来院を継続しているが、しびれの増悪や再燃は確認されていない。
まとめ
原因が明確でない大腿外側のしびれに対し、立位での症状増強や触診時の反応、股関節外側の圧痛といった所見を確認しながら、前腕・足首・下腿・膝・手首のツボを用いた施術を継続的に行った症例である。初回施術で圧痛が消失し、しびれの軽減が自覚された点は、施術方針を継続する上での目安になったと考えられる。週1回程度のペースで施術を重ねる中で段階的な変化がみられ、4回の施術でしびれが大きく軽減した点は、慢性的なしびれに対する施術効果を検討するうえで参考になると考えられる。画像検査で骨に異常がない症例においても、触診所見の変化を確認しながら経過を追うことの有用性が示唆される症例である。



