NEW発作のように起こる左下肢痛
医師による診断:腰部脊柱管狭窄症
症状
70代女性。8ヶ月ほど前から左下肢に断続的な痛みがあり、大腿部から下腿部にかけて発作のように発症する。痛みが強いためじっとしていられず、安静にしても軽減しない。増悪寛解のタイミングは不定で、不安感も強い。医療機関では下位腰椎の狭窄症の疑いを指摘され、痛み止めやブロック注射も行ったが著効しなかった。手術はしたくないと当院を受診した。
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来院者
女性
80 代
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期間
2026年6月 ~ 2026年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
外反母趾や膝関節の変形もみられ、頚部の緊張が著明である。初診時、坐位でのもも上げと足関節背屈は患側がほぼ不能であった。下腿部の萎縮は認められなかった。問診や検査中も痛みの発作が出てじっとしていられない状態であった。下肢と頚部の筋緊張緩和を目的に、下腿部、臀部、頭部のツボに鍼をした。初回施術後、もも上げと足背屈が可能になり、疼痛も大幅に軽減した。施術後3日ほどは状態良く過ごせるが、それを過ぎると疼痛が再燃した。2回目以降も同様の方針で施術を行った。3回目は疼痛が再燃する前の4日目に来院いただいた。4回目は1週間後の来院で、その間痛みは出現しなかった。施術を重ねるごとに、痛みに対する恐怖心が少なくなるにつれて症状は軽減していった。5回の施術で大きな変化がみられた。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
本症例では、下位腰椎の狭窄症の疑いを指摘されながらも医療機関での対応が著効しなかった左下肢痛に対し、下肢と頚部の筋緊張緩和を目的とした施術を行った。初回から動作改善と疼痛軽減がみられ、施術間隔を調整しながら継続することで、痛みの再燃間隔が延長した。痛みに対する恐怖心の軽減も症状改善に寄与したと考えられる。慢性の疼痛と頚部の緊張が関連する例は多く、本症例でも頚部を含めた筋緊張の緩和が下肢痛の軽減につながる可能性が示唆された。






















