NEWこむら返り後に続く右ふくらはぎの痛みと重み
症状
89歳女性。一人暮らしをしている。1か月前にこむら返りが起きてから、右ふくらはぎの痛みと重みが続いていた。下肢のむくみも強く出るようになった。立位や歩行時に痛みを感じやすく、座っているときには症状は感じなかった。身体全体の重さも訴えていた。活動時に影響が出るため、総合病院の内科、消化器科、循環器科で検査を受けたが、いずれも異常はみられなかった。その後、個人院でも診察を受けたが、異常なしとの診断であった。
-
来院者
女性
80 代
-
期間
2026年7月 ~ 2026年7月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時、ふくらはぎの緊張を確認したところ、動作時に痛みを覚えていた。座位で右に圧をかけると動かないが、左は動いていた。このことから右荷重であることが考えられると患者に伝えた。腰方形筋の緊張や、立位で緊張しやすい大腿四頭筋の緊張に注目し、関連する腰部のツボに鍼をした。初回施術後、立位での痛みが消失し、歩行時の痛みもなくなった。その後、メールで経過良好との報告があった。
使用したツボ
まとめ
こむら返り後に続くふくらはぎの痛みに対し、局所ではなく腰部の緊張に着目した症例である。座位での左右差から右荷重を確認し、腰方形筋や大腿四頭筋の緊張が下肢の症状に関与していると考えた。腰部のツボへの施術により、立位や歩行時の痛みが消失し、その後も経過良好との報告があった。高齢者の下肢症状では、局所の状態だけでなく、姿勢や荷重バランスを含めた全身の観察が有用であると考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広















