NEW右手首背屈時痛と右頸部回旋制限を伴う腰痛
症状
数日前から仕事中に首の痛み、手首の痛み、腰の痛みを自覚するようになった。特に明確なきっかけはなかった。右手首は背屈時に親指側と小指側に痛みが生じ、右頸部には右回旋制限が認められた。腰部は反らす動作で痛みが出現した。症状は動作時のみに現れ、安静時には痛みはなかった。日常生活では、硬いベッドで寝ることができず、自転車のハンドルを強く握りしめる動作で手首に痛みが走り、右後方の確認が困難であった。医療機関での診断や治療は受けていなかった。症例者は山登りが趣味でリュックを背負うことが多く、背部が緊張しやすい傾向にあった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、右頸部の緊張が強く、右回旋制限が顕著であった。右手首には背屈制限が認められ、仙腸関節を中心に緊張が強く、腰を反らすとその部分を中心に痛みが出現した。頸部、手首、仙腸関節に共通する背部のツボに鍼をした。施術後、すべての制限が消失したため、初回で施術を終了した。施術直後、症例者は動けるようになったことに驚いていた。その後、症状についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、仕事中に生じた首、手首、腰の複数部位にわたる痛みであった。症例者は山登りが趣味でリュックを背負うことが多く、背部の緊張が蓄積しやすい生活習慣があった。初診時の所見から、右頸部の緊張と回旋制限、右手首の背屈制限、仙腸関節周囲の緊張が確認された。これらの症状に共通する背部のツボに鍼をしたところ、すべての制限が消失し、初回の施術で症状が改善した。背部の緊張を解消することで、頸部、手首、腰部の複数の症状が同時に改善したことから、背部の緊張が各部位の症状に影響を及ぼしていたと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広

























