NEW午前に強まる腹部緊張と排便回数の変化
症状
仕事内容の変化に伴うストレスをきっかけに、腸のあたりに痛みや張りを感じるようになった。あわせて頭重感もみられた。症状は午前中に出やすく、夜間はあまり気にならないという。職場が静かな環境であるため、音が鳴ることやトイレにしょっちゅう立つことがしづらく、仕事中の行動に影響が出ていた。医療機関では過敏性腸症候群の疑いと言われている。その他に関係するか分からない症状は特にないとのことであった。
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来院者
40 代
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期間
2026年8月
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頻度
月3回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初診時には、右腹部、右下腹部、右鼠径部、肩の上に触診で緊張がみられた。足のツボと背中のツボを選び、鍼をした。初回の施術後には、お腹の硬さが柔らかくなったことを本人と一緒に確認した。その後も複数回の施術を行い、お腹の緊張を緩め呼吸が深くなるよう調整を続けた。施術を重ねるごとに、1日5〜6回あった排便回数が3回、2回と減っていき、お腹の硬さも軽減していった。大きな変化は1回目の施術から感じられていた。施術期間中には、お腹の痛みや張り、気圧の変化による頭痛の再燃がみられることもあったが、その都度硬くなっている部分を確認し、調整を行った。
使用したツボ
まとめ
過敏性腸症候群の疑いがある症例において、腹部や下肢、肩周辺の緊張を確認しながら施術を行ったことで、お腹の硬さの軽減とともに排便回数の変化がみられた。初回から大きな変化が得られた点は、継続的な施術方針を立てる上で参考になると考えられる。また、施術期間中にみられた症状の再燃に対しては、その都度緊張部位を確認し調整することで対応できた。ストレスや環境要因が症状に影響している可能性がある症例では、身体の緊張状態を継続的に観察しながら施術を行うことが、経過を追ううえで有用であると考えられる。


























