臀部が重だるい、上を向くと痛くなる腰
症状
2週間前の建設作業中にロープで重量物を引いた時、腰の奥の方にグキッと刺すような痛みを感じた。今日まで臀部の重だるさを抱え、くしゃみをしても響く程であった。きまって動いているときよりも立位時や坐位時など黙っているときの方が痛みが強く出る傾向にある。また、腰を動かしてみると前屈は出来るが後屈時にその痛みが再現され、上を向くだけでも痛みが出た。お盆の帰省前だったこともあり、このまま乗り物に乗るのは怖いようだった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年8月 ~ 2020年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
腰部~臀部にかけての緊張が強く全体的に左側のコリが顕著であった。発生状況から胸椎ー腰椎ー臀部の連動と腰部の緊張を考え、脚にあるツボに鍼をした。動作でみると上を向けるようになったがさらに伸ばすと仙腸関節部・臀部に痛みを訴えた。そこで、肩甲骨内縁のツボ・外縁のツボを加え、動作でみると右側にやや残る程度になった。そのため、右の背中にみられたコリに鍼をすると真後ろを見れるまで後屈が出来るようになったため施術を終えることにした。
使用したツボ
まとめ
ロープを引く動作を考えると腰を丸めた所から伸ばす動作であり胸椎や肩甲骨に緊張を作りやすいため、それらにポイントを置き施術を行いました。本件は動きで痛みを再現できたためその動きの改善を目標に施術を行いました。
担当スタッフ
洲崎 和広