NEW起床時から始まった右腰のズキズキ痛と日常動作の制限
症状
症例者は昨日の起床時から右腰部にズキズキとした痛みを訴えて来院した。動作時に痛みが増強し、靴下を履く動作、物を持つ動作、寝返り、歩行、腰を反らす動作が困難な状態であった。日常生活に大きな支障をきたしており、医療機関での診断や治療は受けていなかった。症例者は対側の膝関節に違和感があり、右側でかばうように生活していた。また、荷物出荷を行う仕事で腰部に負担がかかりやすい環境にあり、前日には2歳の子供を長時間抱いていたことが症状発現の直接的な要因と考えられた。触診では右腰部の痛みと臀部の強い緊張が認められ、腰を反らす動作で痛みが顕著に現れることが確認された。
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来院者
女性
40 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の動作確認で腰を反らす動作時の痛みと臀部の強い緊張を確認した。仙腸関節の捻じれに対応することを目的に足のツボに鍼をし、腰部の動きに対応することを目的に臀部のツボに施術を行った。足のツボへの施術により腰部の動きが改善すると、臀部の痛みが顕著になったため、関連する臀部のツボに追加で鍼をしたところ痛みは解消された。施術後、腰を反らす動作が可能となり、靴下を履く動作、起き上がりの動作、寝返りの動作も問題なく行えるようになった。症例者は動作の改善を喜んでおり、初回の施術で症状が解消されたため治療を終了した。その後、症状の再発についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
起床時から始まった右腰部のズキズキとした痛みに対し、仙腸関節の捻じれと臀部の緊張に着目した施術を行った。足のツボへの施術で腰部の動きが改善し、続いて臀部のツボへの施術で残存していた臀部の痛みも解消された。対側の膝関節の違和感による代償動作、荷物出荷業務による腰部への負担、育児による長時間の抱っこ動作など、複数の要因が重なって発症したと考えられる。初回の施術で靴下を履く動作、起き上がり、寝返りなどの日常動作が全て可能となり、症状は完全に改善した。仙腸関節と臀部の関連性に着目した段階的なアプローチが効果的であった。
担当スタッフ
洲崎 和広
















