NEW布団を持ち上げた際にグキッとなった右腰部から仙腸関節の痛み
症状
50代男性。デスクワークに従事しており、繁忙期で座位時間が長くなっていた。当日朝、敷いていた布団を持ち上げようとした際に右腰部にグキッという感覚とともに力が抜けるような痛みが生じた。右腰部から仙腸関節にかけての痛みを訴え、捻る動作や屈む動作で痛みが増強した。また、右下肢に重だるさを感じていた。受傷直後がピークで、徐々に軽減傾向にあったものの、動作時の痛みは持続していた。医療機関への受診歴はなく、しびれなどの神経症状は認められなかった。
-
来院者
男性
50 代
-
期間
2026年3月 ~ 2026年3月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では右腰部に強い筋緊張が認められた。動作確認では腰部の伸展動作時に痛みがあり、股関節の屈曲制限が顕著であった。また、体幹の回旋動作でも制限を伴っていた。まず仙腸関節の緊張に関連する頭部と足指のツボに鍼をしたところ、股関節の可動域が改善した。続いて仙腸関節の捻れを調整する目的で足のツボに施術を行った。確認すると腰部の伸展制限のみが残存したため、関連する臀部のツボに鍼をしたところ痛みは消失した。施術後は動作が円滑になり、症例者は喜んでいた。1週間後の2回目来院時には経過良好との報告があり、その後はもともと抱えていためまいの軽減に向けた施術を継続している。
使用したツボ
まとめ
本症例は、長時間のデスクワークによる腰部への負担が蓄積していたところに、布団を持ち上げる動作が引き金となって発症したぎっくり腰である。仙腸関節周囲の緊張と捻れが主な原因と考えられた。頭部、足指、足部、臀部のツボへの施術により、股関節の可動域制限と腰部の伸展制限が段階的に改善し、1回の施術で日常動作が可能な状態まで回復した。急性期のぎっくり腰に対して、仙腸関節の調整を中心とした施術が有効であった症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広













