NEW立ち仕事の船員に生じた動作時のピキッピキッとした腰痛
症状
30代男性、船員として立ち仕事に従事している。3日前から腰痛を自覚した。出張で北海道室蘭市に滞在中であり、ベッド環境を含めた就寝環境の変化により身体が硬くなり緊張が増したことが発症のきっかけと考えられる。腰部全体にピキッピキッとした痛みがあり、ぎっくり腰になりそうな感覚を訴えた。症状は動作時に増悪し、常時痛はみられなかった。出張中であり翌日の仕事への不安が強く、以前に経験したぎっくり腰の前兆に似た感覚があることから恐怖感を抱いていた。身体全体の重だるさも訴えていた。医療機関での診断や治療歴はなく、腰痛以外の症状は認められなかった。
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来院者
男性
30 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、腰部の動きに明らかな制限は認められなかったが、右股関節に強い緊張がみられ、屈曲制限と痛みを伴っていた。立ち仕事による股関節の緊張が腰痛の原因と考え、足指に関連するツボに施術を行った。施術直後から股関節の動きが改善し、屈曲制限と痛みが軽減した。腰部を含めた身体全体の重だるさも消失し、表情が柔和になった。腰部のピキッピキッとした痛みも完全に消失し、ぎっくり腰への不安も解消された。1回の施術で症状が改善したため、その後の通院は不要となった。
使用したツボ
まとめ
立ち仕事に従事する船員が、出張先での就寝環境の変化により腰痛を発症した症例である。腰部の動きに問題はなかったが、右股関節の緊張と可動域制限が認められた。職業柄、長時間の立位姿勢により股関節への負担が蓄積していたと考えられる。足指に関連するツボへの施術により股関節の緊張が緩和され、腰痛も速やかに改善した。本症例では、腰痛の原因が腰部そのものではなく股関節の機能障害にあったことが特徴的であり、足指のツボを用いたアプローチが有効であった。環境変化によるストレスも症状に影響していたと推察される。
担当スタッフ
洲崎 和広











