NEW食欲低下と胃痛を繰り返す過敏性腸症候群
医師による診断:IBS(過敏性腸症候群)
症状
20代の学生が過敏性腸症候群の疑いで来院した。4年前に受験期のプレッシャーがあった時期に発症し、医療機関で診断を受けた。胃痛、食欲低下、食後の気持ち悪さを訴えており、便秘と下痢を繰り返していた。胃の痛みは不定期に出現し、食後には気持ち悪さが伴っていた。試験中や就職活動の面接時に痛みが出ることが特につらく、日常的な食欲低下により体重が6キロ減少していた。医療機関で投薬による経過観察を受けており、発症時と比べると症状は軽減していたが、依然として日常生活に支障をきたしていた。
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来院者
男性
20 代
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期間
2026年7月 ~ 2026年8月
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頻度
1回通院
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、腹部を触診すると圧痛と硬さの反応が確認された。呼吸は浅く、首の緊張も認められた。腕のツボと膝のツボを使用して施術を行った。初回施術後、腹部の圧痛と硬さが軽減し、首の緊張も緩和された。本人から呼吸がしやすくなったとの報告があった。2回目以降も同様に腹部と首の状態を確認しながら施術を継続した。初回施術後から胃の痛みを感じる日が減少し、食欲も出てきたとの報告があった。2回目、3回目と施術を重ねるごとに胃の痛みはほとんど感じなくなり、食事量も通常の7割程度まで回復した。5回の施術で症状の大きな軽減がみられた。
使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
本症例では、腹部の圧痛と硬さ、首の緊張、浅い呼吸といった身体所見が確認された。腕と膝のツボを用いた施術により、腹部の緊張が緩和され、呼吸状態も改善した。施術を重ねるごとに胃痛の頻度が減少し、食欲も回復傾向を示した。過敏性腸症候群の疑いに対して、腹部の状態だけでなく、首の緊張や呼吸の状態を含めた全身的な観察が有用であったと考えられる。ストレス下で症状が悪化しやすい状態に対し、身体の緊張を緩和するアプローチが症状軽減に寄与した可能性がある。















