NEW座位保持困難な腰痛と肩関節挙上制限を伴う運転手の症状改善
症状
60代男性が10日前から腰部、座骨部、左肩関節の痛みを訴えて来院した。仕事中に症状が出現し、腰部は座っていられないほどの痛みがあり、大腿後面には突っ張り感を伴っていた。左肩関節は五十肩の疑いがあり、挙上困難な状態であった。安静時でも腰部と座骨部に痛みがあり、前屈動作では腰痛が増強し大腿部の突っ張りも強くなった。左肩関節は90度程度しか挙上できず、ハンドルを回す動作でも痛みが生じていた。夜間痛もあり睡眠にも支障をきたしていた。運転業務に従事しているため、座位保持が困難な状態は仕事に大きな影響を及ぼしていた。医療機関での診断や治療は受けていなかった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時の触診では、背面全体に強い緊張が認められ、特に腰部の緊張が顕著であった。左肩関節は挙上が90度程度に制限されていた。身体の連動性を考慮し、肩甲骨周囲のツボに施術したところ、腰部と大腿部の痛みが軽減し、肩関節の挙上も120度程度まで改善した。さらに腰部の緊張を緩和する施術を行うことで、肩関節の挙上がさらに改善した。初回施術後、腰部と大腿部の痛みはほぼ消失し、肩関節の痛みは半減した。2回目以降は肩関節の治療を中心に行い、特にハンドルを回す動作時の痛みに対応した。施術を重ねるごとに症状は改善し、5回の施術でハンドルを回す動作も支障なく行えるようになった。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、腰部・座骨部の痛みと左肩関節の挙上制限を主訴とする60代男性の症例である。初診時には座位保持が困難なほどの腰痛と、五十肩の疑いによる肩関節の可動域制限が認められた。身体の連動性に着目し、肩甲骨周囲のツボへの施術が腰部と大腿部の痛みに効果的であったことが特徴的であった。初回施術で腰部症状がほぼ消失したため、2回目以降は肩関節の治療を中心に行った。5回の施術により、運転業務に必要なハンドルを回す動作も含めて、すべての症状が改善した。腰部と肩関節という一見別々の症状が、身体の連動性を考慮した施術により効果的に改善された症例であった。
担当スタッフ
洲崎 和広



















