NEW右股関節前側の痛みと脚の重だるさ、立ち上がり時の脱力感
症状
来院者は10日前から右股関節前側に痛みを訴えていた。1か月前には左股関節に痛みがあり、その後経過は良好であったが、今度は右側に痛みが出現した。右股関節前側の痛みに加えて、脚全体に重たさを感じており、動作時に特に痛みが増強する状態であった。日常生活では脚を挙げることが困難で、挙げようとすると痛みが生じ、立ち上がる際には力が抜けたような感覚を伴っていた。整形外科を受診したが、左右ともに異常なしとの診断であった。初診時の触診では、仙腸関節の緊張が強く認められ、股関節の屈曲制限も顕著であった。左股関節の痛みを庇っていたことが右側の症状発現に関与していると推測された。
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来院者
男性
70 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、仙腸関節の緊張に注目し、関連する腰部と膝裏のツボに施術を行った。施術直後から痛みが大幅に消失し、仕上げとして大腿部の緊張を緩和すると、痛みはほぼ完全に消失した。施術後、来院者は脚を挙げやすくなったことを実感し、喜んでいた。2回目の施術も同様の方針で行い、1回目の施術で症状が大幅に軽減していたため、2回目の施術後には痛みが完全に消失した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、左股関節の痛みを庇った結果、右股関節に負担がかかり痛みが生じたと考えられる。仙腸関節の緊張が股関節の屈曲制限と痛みの主要因であったため、腰部と膝裏のツボへの施術が効果的であった。初回施術で痛みが大幅に軽減し、2回の施術で完全に消失したことから、仙腸関節の緊張緩和が股関節痛の改善に重要であることが示された。左右の股関節痛が連続して発生したケースであり、片側の痛みが反対側に影響を及ぼす可能性を考慮した施術方針が有効であった。今後も同様の症状が再発しないよう、日常生活での姿勢や動作に注意を促すことが望ましい。
担当スタッフ
洲崎 和広




















