NEWボールを蹴ると右股関節前側に刺すような痛みが走る少年サッカー選手
症状
10歳未満の男児が、1ヶ月前からサッカー中に右股関節前側の痛みを訴えて来院した。昨年9月にも同部位を痛めた既往があったが、今回は1ヶ月経過しても改善しなかった。痛みはズキンと刺すような性質で、特にボールを蹴る動作時に顕著であった。整形外科では大腿直筋の炎症の疑いと診断され、3週間の安静を指示されたが症状は改善しなかった。日常生活では階段の昇降時にも痛みがあり、サッカー部の練習や試合に参加できない状態が続いていた。初診時の触診では、内転運動に抵抗をかけると痛みが誘発されたことから、内転筋の緊張が症状に関与していると判断した。
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来院者
男性
10 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
症例者が10歳未満であることを考慮し、シール鍼を用いて施術を行った。まず股関節に関連した臀部のツボに鍼をしたところ、痛みが大幅に軽減された。続いて内転筋の緊張を取り除く施術を行うと、痛みは完全に消失した。施術後、症例者は痛みがなくなったことを喜んでいた。また、インサイドキックの動作についても改善が見られた。初回の施術で症状が解消されたため、治療は1回で終了となった。その後、症状の再発についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
サッカー中の股関節痛に対して、整形外科での安静療法では改善しなかった症例である。初診時の触診で内転筋の緊張が痛みの原因と判断し、臀部と内転筋に対してシール鍼による施術を行った。1回の施術で痛みが消失し、インサイドキックの動作も改善された。10歳未満の症例者に対してシール鍼を選択したことで、安全かつ効果的な治療が実現できた。股関節前側の痛みに対して、大腿直筋だけでなく内転筋の状態を評価することの重要性が示唆された症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広







