（初診）
診察すると顎～左側頸部～左肩にかけて凝りが強く、またのぼせ状態にあったのでこれらを解消する治療をした。
顎関節と肩の凝りを緩ますために臀部に刺鍼し、左頸部を幅広く緩ますために背中に鍼をした。
またのぼせを解消する目的で背中と下腿に鍼をした。
（２回目）
前回後左肩が重だるくなったが、２時間くらいで楽になったとのこと。
また鼻から耳にかけての通りがよくなりスッキリした。
つづけて頚と肩の凝りを緩める治療をした。
（３回目）
耳鳴りも良好で「鼻から耳までスーと通っている」とのこと
顎～頚～肩にかけて緩める治療と下腿の血行をよくする治療をして日常生活でのアドバイス等して終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

患者自身は鍼に対する恐怖心が強く、また鍼の痛みに敏感で当院も家族同伴でしかたなく来院することになった。
したがって治療も症状改善よりも鍼に対する恐怖心を減らすことを心掛けながらの治療で刺激量も控えめにして敏感な末端は避け比較的痛みに鈍い背中や臀部に刺鍼することにした。
発症から１か月たっており治療効果としては微妙なところではあったが根底に「風邪」「鼻」の症状がありそちらも治療することによって早期に回復できたと思われる。

症例を投稿した鍼灸院：丹誠鍼療院