症状

来院される2か月前に体調を崩し、メニエール病の診断を受けた。薬により仕事復帰できるまで改善したが、めまい・耳鳴り・耳閉塞感・頭痛があることで生活の中でもフワッと気持ち悪い時間があり、思い通りに過ごすことが出来ていない。常にゴォーとした耳鳴りがあり、日によってボォーとした音やキーンとした機械音が混じることもありとても不快である。静かな所である寝室などでは症状を強く感じ、途中で目が覚めてしまうことがある。自分では、中高生の子供がいて3・4月のイベント行事が重なりストレスになったからと考えている。

施術と経過

普段から首・肩コリを感じこのような症状が出てから一層コリが増したと言われていた。触れてみると左肩上部に強いコリがあった。首肩と関係のあるふくらはぎや臀部のツボを使って緩めた。また、後頚部・腰部と耳に関連する部に特異的な緊張がみられたので手足のツボを使って緩めた。
1回目の施術後には『耳の通りが良くなった』と言われた。
2目目以降、仕事や家庭でストレスを抱えたときに症状がやや増したときはあったものの気持ち悪い時間が減っていることから継続して施術を行った。4回目には、『生活に支障がない程の耳鳴り』となり、この頃には頭痛は消失していた。
7回目・８回目と施術間隔を離しても問題みられなかったため終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 築賓 L
• 飛揚 L
• 臀蓋 L
• 陰谷 L
• 次髎 LR

まとめ

首や肩のコリを指標に施術を行いました。大きなコリの中に潜んでいる根深いコリが症状を誘発する要因となっている可能性が高いため、身体の状況を見極めて施術を行う必要があります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院