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昼過ぎになると首や肩が固まって動きが悪くなる

昼過ぎになると首や肩が固まって動きが悪くなる

症状

今年の夏ぐらいから昼過ぎになると首と肩回りが固まって、振り向いたりする動作の時に痛みを伴う。4年ほど前に「パーキンソン病」と病院で診断を受けた。診断を受けた頃から腰の前傾姿勢が強くなり、病院から「姿勢反射障害」という診断も受けた。現在の症状としては首や肩が固まり動かす時に痛みがあるのと、腰を伸ばそうとした時に腰の付け根に痛みを感じるのを何とかしたいと相談を受けた。

  • 来院者

    男性

    60 代

  • 期間

    2018年9月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

初回の時に症状の確認と、どの症状に効果が期待できるかを患者さんと確認した。鍼灸で効果が期待できることとして首の痛み、腰の痛みであるお話をさせてもらった。パーキンソン病、自体を鍼灸で良くなると患者さんが誤解してしまわない様に説明をしお互いの目標を同じ所に設定させてもらった。

首の動きを確認すると左右に振り向く動作で突っ張り感が強い。首、肩、だけの問題ではなく胸椎などの硬さもあったので胸椎の動きも改善するような目的で施術を行った
腰に関しては立った時に45度ぐらいから上体が伸びてこない。ちょうどお辞儀の姿勢から伸ばすと腰の付け根に痛みが走る。腰だけの問題ではなく股関節も関係があると考え股関節の動きを良くするような施術をしていった。

この様な施術を15回ほどすると昼間の首、肩の固まり具合が10→4ぐらいまで減っていった。腰の付け根の痛みも軽くなり上体を伸ばしやすくなった。どうしても症状が戻る傾向が強いので現在は定期的な施術で状態を悪化させないように維持している。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

首と肩の症状が特に強く表れていたが、腰や股関節の状態も良い状態ではなかった。

パーキンソン病という筋肉の病気により緊張などが生じやすいが鍼灸が出来る事、出来ない事をしっかりと説明させてもらい、どの辺りまでの回復を目標に施術を行うかをきちん患者さんと相談できた事も、施術を進める上でとても重要であった。

担当スタッフ

若林 耕

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