NEW寝起きに悪化する回転性のめまい
症状
症例者は5日前の起床時から回転性のめまいを自覚していた。数年前にも同様の症状があり、その際は内耳性のめまいの疑いと診断されていた。今回も医療機関を受診し、内耳性めまいの再発の疑いと診断されたが、投薬治療では症状に変化が見られなかった。めまいは常に存在し、特に寝ている状態から起き上がる際に症状が強く現れた。日常生活では何とか仕事を続けることはできたが、精神的な負担が大きい状態であった。
-
来院者
男性
60 代
-
期間
2025年12月 ~ 2025年12月
-
頻度
週2~3回
-
通院回数
6回
施術と経過
初診時の触診では首周りに顕著なこりが認められた。施術は背中や手足のツボを用いて首周りの緊張を緩和する方針で行った。初回施術後は大きな変化は見られず、わずかに改善した程度であった。2回目以降も同様の方針で施術を継続した。3回目の施術時点でめまいの強さが以前より弱まっていることが確認された。4回目、5回目とさらに症状は改善し、6回目の施術時点でめまいが起きなくなった。施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
本症例は内耳性めまいの疑いで投薬治療に反応しなかった回転性めまいに対し、鍼施術を行った例である。首周りの緊張が症状に関与していると考え、背中や手足のツボを用いて首周りを緩める施術を継続した。初回では明確な変化は得られなかったが、施術を重ねるごとに段階的な改善が見られ、6回の施術でめまいが消失した。投薬で改善しなかっためまいに対して、身体の緊張を緩和するアプローチが有効であった症例と考えられる。











