NEW座ると痛む左腰部から股関節の痛みの1症例
医師による診断:ぎっくり腰
症状
70代男性が、灯油缶を持ち上げた際に腰を痛めてから16日後に来院した。
左腰部から股関節にかけて常に痛みがあり、特に座位で痛みが増強する状態であった。
座り仕事に支障をきたしており、日常生活に大きな影響が出ていた。
整形外科ではぎっくり腰の疑いと診断されていた。
初診時の触診では、股関節の屈曲時に痛みが誘発され、大臀筋から中臀筋にかけて著明な筋緊張が認められた。
症状の視覚化評価尺度であるVASは10であり、強い痛みを訴えていた。
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来院者
男性
70 代
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期間
2026年1月 ~ 2026年2月
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頻度
週1回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初回施術では、中腰、養老、手三里、四枢、申脈のツボに鍼をした。
施術直後から動きが楽になり、痛みが消失したことを喜んでいた。
しかし、初回から2回目の来院までの間に、車の運転中に再び違和感が出現した。
2回目の施術では、初回と同様に動きの改善を図ることで痛みの寛解を目指す方針を継続した。
施術を重ねるごとに可動域が改善し、痛みの程度は徐々に軽減していった。
3回目の施術時にはほぼメンテナンスの段階となり、VASは0となった。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
灯油缶を持ち上げた際に発症した左腰部から股関節にかけての痛みに対し、中腰、養老、手三里、四枢、申脈のツボへの施術を行った。
初回施術で即座に痛みが消失したものの、車の運転という座位姿勢で症状が再燃した。
しかし、動きの改善を図ることで痛みが寛解するという原理原則に基づいた施術を継続することで、3回の施術でVASが10から0へと改善し、日常生活への支障も解消された。
本症例では、急性腰痛に対して動作の改善を重視した施術が有効であることが示された。
担当スタッフ
杉山英照























