NEWぎっくり腰で座位が困難、立ち上がり時の激しい痛み
症状

3日前に下の物を取ろうとした際、左の腰部から臀部にかけてズキッとした痛みを感じた。その後、自力で湿布や痛み止めを使用して一時的に緩和したが、翌日仕事に行った際に痛みが悪化し、来院に至った。痛みは常にあり、特に座っているときに強く、座位を維持することが困難であった。また、立ち上がる動作や屈む動作に制限があり、日常生活や肉体労働の仕事に支障をきたしていた。安静位が取れず、立ち続ける必要がある状態であった。症状に関連する脚のしびれなどの体調的な違和感はなかった。
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来院者
男性
40 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診と動作確認では、座位や立ち上がる動作、屈む動作で左の腰部から臀部にかけて痛みが確認された。まず関連する臀部のツボに鍼をすると痛みが半減した。その後、腰方形筋部の緊張が強まっていたため、手のツボに鍼をすると動きがさらに改善した。座位時の臀部の痛みが残ったため、背部のツボに鍼をすると痛みが完全に消失した。施術後、症状が消失したことで症例者は喜んでいた。
使用したツボ
まとめ
今回の症例では、ぎっくり腰による左腰部から臀部にかけての痛みが主訴であった。座位時の痛みが特に強く、日常生活や仕事に大きな支障をきたしていた。施術では臀部、手、背部のツボに鍼を行い、痛みの軽減と動作の改善を段階的に図った。最終的に痛みが完全に消失し、症例者の満足度も高かった。ツボへのアプローチが効果的であり、症状の原因となる筋肉の緊張を緩和することで、短期間での改善が可能であった。今後もぎっくり腰の症例では、痛みの性質や動作制限に応じたツボの選択が重要であると考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広