NEW寝返りや歩行時に痛む、ぎっくり腰後の左腰臀部の重だるさ
症状
50代女性。5日前にぎっくり腰を発症し、様子を見ていたところ徐々に改善傾向にあったものの、完全には回復せず不安を感じて来院した。主訴は左腰臀部を中心としたズーンとした重たい痛みである。動作時に特に痛みが増強し、寝返りや歩行時に強い痛みを訴えた。歩行時には脚の重だるさも伴っていた。また、最近になって肩の痛みも感じやすくなっていた。慢性腰痛の既往があり、今回のぎっくり腰により症状が悪化した状態であった。医療機関での診断や治療は受けていなかった。初診時の触診では、左臀部から仙腸関節にかけて強い筋緊張を認めた。動作確認では腰部の伸展制限、側屈制限、仙腸関節の回旋制限、肩関節の挙上制限が見られ、動作時の恐怖感も強かった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
まず腰部の動きに関連する足、脛、臀部のツボに鍼をしたところ、歩行時の痛みが消失した。その後、実際に腰を動かしてもらうと側屈制限のみが残存していたため、関連する背部のツボに鍼をした結果、この制限も消失した。施術後は歩行時を含めて動けるようになり、症例者は大変喜んでいた。その後の経過報告はないが、初回施術で主要な症状が改善し、日常生活動作が可能な状態まで回復したと考えられる。
使用したツボ
まとめ
ぎっくり腰発症後5日経過しても完全に回復せず、動作時痛と可動域制限が残存していた慢性腰痛の既往がある50代女性の症例である。左臀部から仙腸関節にかけての筋緊張が強く、腰部の伸展・側屈制限、仙腸関節の回旋制限が認められた。足、脛、臀部のツボへの施術により歩行時痛が消失し、続いて背部のツボへの施術で残存していた側屈制限も改善した。1回の施術で動作時痛が消失し、可動域も正常化したことから、急性期を過ぎたぎっくり腰に対する鍼施術の有効性が示された症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広













