地面から箱を持ち上げようとしたときに起きたぎっくり腰
症状
来院された日の午前中、地面から荷物の入った箱を持ちあげようと力をいれたときに腰部に激痛が走った。そのまま固まったように動けなくなり仕事を早退することにした。家に帰り、安静にしていれば良くなったこともあり数時間横になっていることにした。夕方に目をあけると痛みは変わらずあり、初動時に『イタッ』と発してしまうほどであった。仕事帰りの奥様がそのような様子をみて、当院の患者さんであったこともあり紹介していただいた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2020年3月 ~ 2020年3月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
痛みは仙腸関節周辺を中心に腰部、臀部と広範囲訴えていた。初動時の動きの対応として、小指のツボ・肘のツボを使った。動いでみると初動の動きに対して痛みを感じなくなり、中腰になると腰部・臀部の痛みを訴えていた。そこで背中のツボ・肩甲骨外縁にあるツボで対応した。すると中腰の動きは改善され、立ち上がり時の背中を伸ばすときに痛みを感じていた。そこで小指のツボを使い動きを整えた。最終チェックでは痛めた動作である箱を抱えるような動作さえも出来るようになり、本人から『仕事に行けそうです』と笑顔で言われていたことから施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
1つ1つの動きの課題を克服することで、改善への道が開けました。
経験上始めから使ったツボに一度に鍼をするよりも動きの課題と痛む部位を確認し、1本1本の鍼の効果を確かめながら行った方がスムーズな施術を行うことが出来ます。そこには動きを通しての共有があるのでそこに目を向けていきたいと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広