症状

産後右手手の平側人差し指と中指がピリピリと痺れるようになった。
ご自身の中で不安もあり病院へ。
その時病院では「手根管症候群」と診断が下った。
普段、何もしていない状態でも右手手の平側人差し指、中指はピリピリと痺れる。
さらにファレンテストという検査をするとそれは増強。

当院へは別の症状で通い始めたがその症状の違いが出たので指の痺れをご相談された。

施術と経過

初回
右手人差し指、中指の痺れを緩和させる目的で脊柱のツボに鍼をした。
鍼をした状態で１０分置鍼。
痺れは収まり、再びファレンテストを行っても痺れは再発しなかった。

２回目～４回目
人差し指の痺れは気にならなくなった。
痺れの程度は薄まったながらも中指の痺れはまだ出ていた。
その中指の痺れを緩和させる目的で脊柱のツボに鍼をして１０分置鍼を２～４回目は行った。

回を追うごとに痺れの度合いはどんどん減っていき４回で痺れは気にならなくなったので終了とさせて頂いた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T3(1) R
• T4(1) R

まとめ

産後には比較的多く見られる手指の痺れ。
痺れがあることで育児や家事にも支障が出てしまう方も多い。

しかし、この症例のように痺れに関して違いは期待ができる。
鍼の施術で同じようなお悩みの方のお力になれれば幸いである。

症例を投稿した鍼灸院：フルミチ鍼灸院