症状

一週間前から右踵の違和感を覚え、生活に大きな支障がでているわけではないが『左踵とは違い、ゾクゾクとした響き』が気になっていた。靴を変えたり生活の中で大きな変化はないが踵の症状が出始めたと同時に右臀痛が起こった。
座っている・立っているときなど肢位に関わらず常に症状がでている。

施術と経過

踵をみていくと中央部に圧痛があり、ふくらはぎに強い緊張がみられた。そこで関わる仙骨部・腰部に鍼をした。
圧痛が消失すると臀部痛が消失し、踵の違和感が半減した。確認していくと仰向けになったときに『弱く痺れ感がある』とのこと。そこで、股関節との連動を考え、足指のツボ・手のツボに鍼をすると消失した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 上髎 LR
• 志室 R
• 大腰 R
• 項強 LR

まとめ

踵に関わる部からアプローチをしていきました。踵は地面に接する部位のため難治性のものでありますが症状を引き起こしていると思われる緊張が解消するにつれて、訴えに変化がありました。このことからも様々な部位の緊張により誘発されていたと考えています。それそれがそれぞれの痛みを引き起こしている緊張を取り除くことで解消へと繋がった症例であります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院