症状

ここ数か月腰痛に悩まされ、小康状態が続いていた。毎日湿布をして凌いでいたが3日前の朝起きたときにズキッと鋭い痛みを感じ、それ以降家庭での生活さえも難しくなった。２日間は移動するだけも大変だったが３日経った来院日には仕事へ行けるまで行動範囲が広がった。受付・接客業務を職としているが座っていることが難しく、午前で切り上げて連絡をいただいた。

施術と経過

坐位でみると腰方形筋部に緊張がみられ、圧痛もみられた。また、立ち上がりの動きをみると腰部から臀部に帯状に痛みを訴え中腰になったときに最も強く出ていた。
まずは、大きな筋肉であるハムストリングの緊張を緩めるために肩甲骨外縁のツボに鍼をした。腰方形筋部の緊張に対しては手のツボを使った。すると速やかに動きの改善がされ、立ちあがり動作がスムーズになった。最後に仙腸関節の捻じれ・臀部の緊張を解くと坐位時の違和感も解消出来たため施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 肩貞 R
• 威霊 R
• 臀中川 R
• 光明 R

まとめ

痛みの範囲が大きい腰痛でありましたが大きく緩めることで課題を明確にしていきました。また、仕事柄上半身の緊張が腰部に多大な負担を及ぼしていたことからアプローチしたのもポイントであります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院