症状

来院する前日、目が覚めると腰が痛くて起き上がることが出来なかった。一日経過し、様子をみたが前日よりも少し痛みを感じない程度であった。立つ、歩く、寝返るなど腰に動きが加わると痛みが“ズキッ”と走り思うように動作が出来ない。家庭では、特に育児動作に支障が出て床から立ちあがる事が一番辛い。
妊娠１４週と言う事もあり専門家の方にお願いしたいと言う旨で連絡をいただいた。

施術と経過

患部に触れると左の骨盤付近に緊張がある。また、子育て中と言うこともあり床での作業が多くなり肩甲骨の緊張もみられる。そこで、関連する肘のツボに鍼をした。５分後に鍼をとり再度腰を動かしてみると『あれ、痛くない』とのこと。
施術効果を長続きさせるためにも頭部のツボに鍼をし、施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 曲池 L
• 百会 正中

まとめ

痛みの背景にあった子育ての様子を整理し、原因となる場所を見つけ出しました。
右腕は利き腕のため左肘は支えになることが多く、知らずのうちに緊張を作ってしまっていました。肘の緊張がとれると腰部の過緊張も取れました。患者さんの痛みが出た要因を一緒に考えることで早期に改善することが出来ました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院