NEW歩行時の右臀部、下腿部の痛みと股関節の硬さ
症状
主訴は右臀部から右下腿部にかけてのズキズキ、ピリピリとした痛みである。2ヶ月ほど前から特に思い当たるきっかけなく症状が出現した。5分程度歩くと休憩が必要になるほどの痛みがあり、長く歩けないことで家事や用事に支障が出ていた。また右股関節の硬さにより、脚の爪切りができないという具体的な生活動作への影響も訴えていた。3年前に整形外科にて腰椎すべり症の疑いと診断されている。その他、関係するか分からない症状や違和感は特にないとのことであった。
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来院者
女性
70 代
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期間
2026年9月 ~ 2026年9月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
初診時には右股関節の屈曲制限が著明であり、右鼠径部の緊張、歩行時の右荷重時痛、骨盤部の緊張が確認された。足、腰臀部、手にあるツボを用いて施術を行った。初回施術後には歩行時痛・荷重時痛の軽減がみられ、股関節可動域もやや改善し、爪切り動作がしやすくなったとの変化が得られた。2回目以降も同様の方針で施術を継続したところ、施術を重ねるごとに体や脚の運びが軽くなった実感が得られ、歩ける時間も延長した。臀部痛は軽減し、下腿部のピリピリ感は残存するものの、その頻度は減少していった。大きな変化が得られるまでに計5回の施術を要し、施術期間中に大きな症状の再燃は見られなかった。
使用したツボ
まとめ
右股関節の可動域制限や鼠径部・骨盤部の緊張に着目し、足・腰臀部・手にあるツボを用いて継続的に施術を行ったことが、歩行時痛や荷重時痛の軽減、股関節可動域の改善につながった可能性が考えられる。特に爪切り動作という具体的な生活動作の改善がみられた点は、日常生活の質に関わる変化として注目される。下腿部のピリピリ感は完全には消失していないものの頻度が減少しており、今後も経過を観察しながら施術を継続することが望ましいと考えられる。股関節周囲の緊張所見を重視した評価と施術方針が、症状の軽減に関与した可能性を示唆する症例である。


















