NEW胃の張りと気持ち悪さで食欲低下する症例
症状
主訴は機能性ディスペプシアの疑いによる食欲の低下である。半年前から急に症状が始まり、以前はハードワークな状況であったが、現在は状況が変わっても症状は変化せずに続いている。胃の張る感じと気持ち悪さがあり、それに伴い食欲も低下している。症状が強まるタイミングは特になく、日常的に出現している。食事量の低下により半年で体重が落ちてきており、気持ち悪さから仕事に集中できない場面もある。プライベートでも外出の頻度が減っている。消化器内科を受診し投薬による経過観察を行っているが、大きな変化はみられていないとのことである。同時期に慢性的な首肩のこりもみられ、たまに頭痛が出ることも併せて訴えていた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2026年7月 ~ 2026年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診時、首の後屈時に動きの制限がみられ、触診では肩周り全体に緊張が確認された。お腹の触診でも緊張がみられたため、腕と足のツボを使い調整を行った。また肩の緊張に対しては臀部のツボを使用した。初回施術後、お腹の緊張の低下とともに肩の緊張も軽減し、それに伴い首の動きの緩和がみられた。その後は週1回の頻度で2ヶ月間施術を継続し、お腹の反応と肩の緊張の状態を確認しながら、身体全体の緊張が胃腸の状態にも関わっている可能性を考慮して施術を進めていった。施術を重ねるごとにお腹の緊張が低下し、それに伴って症状の緩和がみられ、食事が摂れるようになり食欲も向上していった。施術期間中の症状の再燃や新たな症状の出現はみられなかった。
使用したツボ
まとめ
首肩のこりや緊張と胃部の不快感が同時期にみられていたことから、身体全体の緊張状態が胃腸の反応にも関わっている可能性を考慮しながら施術を行った症例である。お腹や肩周りの緊張の変化を継続的に確認しながら施術を進めたことで、緊張の軽減とともに食欲低下や気持ち悪さの緩和がみられた点は、臨床的な気づきとして参考になると考えられる。今後も体調の変化を見ながら、無理のない範囲で経過を観察していくことが望ましいと考えられる。


















