NEW首を動かすと強まる左耳の「シャンシャン」という耳鳴り
症状
50代男性が左耳の耳鳴りを訴えて来院した。半年ほど前、インフルエンザに罹患したのを機に、左耳から「シャンシャン」という音が常に聞こえるようになった。頸部を動かすと耳鳴りがより強く感じられ、日常生活で常に気になる状態であった。医療機関を受診し、聴力検査では問題なく、脳神経外科でも特に異常は認められなかった。併せて首肩のこりも訴えていた。
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来院者
男性
50 代
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期間
2026年3月 ~ 2026年6月
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頻度
月3回程度
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通院回数
9回
施術と経過
初診時、首を前後屈や回旋させると耳鳴りが強く生じ、特に前屈時に顕著であった。首肩周りの緊張が強く、頸部の動きも悪くなっていた。足や手のツボに鍼をしたところ、頸部の動きが改善し、動作時の耳鳴りも軽減した。初回施術後、動作時の耳鳴りが軽減したため、2回目以降も同様の方針で施術を継続した。途中、後頭部の圧迫を受けると耳鳴りが強く感じるという訴えがあったため、後頭部へのアプローチも加えた。施術を重ねるごとに首のやわらかさを実感し、今まで気になっていた耳鳴りがほとんど気にならなくなった。2回目の段階で耳鳴りは半分以下になっており、9回目時点ではほぼ問題がなくなっていた。
使用したツボ
まとめ
インフルエンザ罹患後に生じた耳鳴りに対し、頸部の動きと耳鳴りの関連性に着目した施術を行った。足や手のツボへの鍼により頸部の動きが改善し、動作時の耳鳴りが軽減した。途中、後頭部の圧迫と耳鳴りの関連が確認されたため、後頭部へのアプローチを追加した。施術を重ねることで首肩の緊張が緩和され、耳鳴りがほぼ気にならない状態まで変化した。頸部の状態と耳鳴りの関連性を観察し、段階的に施術を進めたことが有用であったと考えられる。








