NEW腕を上げると痛む右肩上腕部の痛みと可動域制限
症状
60代男性が右肩から右上腕上部1/3にかけての痛みを訴えて来院した。症状はここ1ヶ月ほど前から出現し、腕を上げようとする動作で痛みが生じる。特に孫を抱っこする際や、吊り革を持とうとするような腕の挙げ方をした時に症状が強くなる。日常生活では孫の抱っこがしづらく、趣味のゴルフにも支障をきたしている。整形外科を受診したが特質的な所見はなく、症状の改善は見られなかった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、首を右に側屈させる動作で可動域の制限が確認された。腕を動かした際には右腕前面に痛みが生じ、胸椎や頚椎の要所に圧痛が認められた。手のツボ、胸椎のツボ、肋骨上のツボに鍼をした。初回施術後、ペインスケールで10段階中10であった痛みが7まで軽減した。2回目以降は、食いしばりの癖から右半身に力みが生じやすく、首や胸椎の硬さが見受けられたため、その緊張を緩和する方針で施術を継続した。施術を重ねるごとに痛みの閾値が下がり、可動域が向上していった。3回目の施術で大きな変化が見られた。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
本症例では、肩の痛みに対して首の側屈制限や胸椎・頚椎の圧痛を確認し、手、胸椎、肋骨上のツボへの施術を行った。食いしばりの癖による右半身の力みと首や胸椎の緊張が症状に関与していると考えられ、その緊張を緩和する施術が有効であった。3回の施術で痛みの軽減と可動域の改善が認められ、日常生活動作やゴルフへの支障も軽減したと考えられる。肩の痛みに対しては、局所だけでなく全身の緊張パターンを観察し、適切な部位への施術を行うことが重要である。



















