NEW後方へ手が回らない右肩全体の痛みと可動域制限
症状
60代男性が右肩全体の痛みを主訴に来院した。4か月ほど前から症状があったが、先週仕事中に痛みが強くなったため受診に至った。動作時に痛みが出現し、特に肩関節の外転・屈曲を最大まで行った際や、水平伸展の動作で最も強い痛みを訴えた。手を後ろに回すことができず、後方にある物を取ることも困難な状態であった。この症状により仕事に支障をきたしている状態であった。以前にも同様の症状で整骨院などに通院したが、特に変化は見られず、いつの間にか改善していたという経過があった。肩痛に伴う腕のしびれなど、他の体調的な違和感は認められなかった。
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来院者
男性
60 代
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期間
2025年12月 ~ 2025年12月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、肩甲骨外側付近の緊張が目立ち、この緊張が動作を阻害し痛みを誘発している原因と考えられた。まず、肩甲骨周囲の緊張を緩める目的で背中のツボに鍼をしたところ、肩を動かしやすくなった。その後、肩の症状と関連が深い手のツボと太ももの裏側のツボに施術を行った。施術後、外転・屈曲・水平伸展での可動域の問題がなくなり、痛みも消失した。手を後ろに回す動作も可能となり、後方の物を取ることもできるようになった。初回の施術で症状が改善し、その後の症状についての報告はなかった。
使用したツボ
まとめ
4か月前から続いていた右肩全体の痛みに対し、肩甲骨外側付近の緊張に着目した施術を行った。背中のツボへの施術で可動域が改善し、さらに手と太ももの裏側のツボへの施術により、動作時の痛みが完全に消失した。手を後ろに回せない、物を取れないといった日常生活動作の制限も解消された。初回の施術で症状が改善したことから、肩甲骨周囲の緊張が主な原因であったと考えられる。遠隔部位のツボを組み合わせることで、効果的に症状を改善できた症例である。























