NEW高所作業中に起こるふわふわとしためまいの1症例
症状
50代男性。季節的に冷えてきた頃から、仕事中にふわふわとするめまいを感じるようになった。
症状に規則性はなく、特に高所作業中に出現することが多かった。
高所作業が多い職場環境のため、めまいが生じると危険を伴う状況であった。
症状に伴い、頭痛と動悸がたまに出現していた。
医療機関を受診したが特に異常は認められず、経過観察となっていた。
初診時のVAS(Visual Analogue Scale:痛みや症状の程度を0から10の数値で表す評価法)は8であった。
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来院者
50 代
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期間
2025年12月 ~ 2026年3月
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頻度
月3回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初診時の触診では、頸部から後頭部にかけての硬さが認められた。
背中のツボ(T5(1.5)・四枢)、頭のツボ(目窓)、手のツボ(兪谷)に鍼をした。
初回施術後、症状が軽くなった感じがあったため、施術を継続することとなった。
2回目以降も同様に頸部や後頭部を緩め、平衡感覚や視覚に対するアプローチを行った。
施術を重ねるごとに、めまいの回数や強度が徐々に減少していった。6回目の施術で症状は大きく緩和し、8回目の施術後にはめまいを感じなくなった。
施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなく、VASは1まで改善した。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
本症例は、季節的な冷えをきっかけに出現しためまいに対して、頸部から後頭部の緊張を緩和し、平衡感覚や視覚に関連するツボへの施術を行った。
高所作業中に危険を伴う症状であったが、8回の施術でめまいは消失し、VASは8から1へと大幅に改善した。
頸部や後頭部の硬さを緩めることで、めまいの症状が段階的に軽減していったことから、筋緊張の緩和が平衡感覚の改善に寄与したと考えられる。
施術期間中に症状の再燃もなく、良好な経過をたどった。
担当スタッフ
杉山英照




















