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症例の鍼灸院:當山鍼灸院

左耳の閉塞感・耳痛を主訴とし、長期安定が得られた一症例

   

左耳の閉塞感・耳痛を主訴とし、長期安定が得られた一症例

医師による診断:突発性難聴

症状

鍼灸の症例「左耳の閉塞感・耳痛を主訴とし、長期安定が得られた一症例」(沖縄県那覇市)

約2週間前より左耳に閉塞感が出現した。
左耳の痛みはそれ以前からあり、痛みの部位は耳介後方のくぼみ(翳風付近)であった。

閉塞感は特に起床時に強く、聴力がやや低下している自覚もあった。

4年前に突発性難聴と診断された既往があり、本人は今回の症状について「鼻詰まりが続いたことが、耳の閉塞感につながったのではないか」と感じていた。

病院では今回も突発性難聴と診断され、経過観察と入院加療を勧められたが、入院は希望せず、他の改善方法を求めて当院に来院した。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2023年6月 ~ 2025年12月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    16回~20回

施術と経過

左耳の閉塞感・痛みの緩和を目的に、毎回6〜7本の鍼施術を行った。

1回目(6月3日)
施術直後に閉塞感が軽減した感覚あり。

2回目(6月5日)
治療翌日は耳の調子が良かったが、この日は閉塞感が持続。

3回目(6月7日)
2日間、起床時の閉塞感は出ていない。
全体として改善傾向。鼻の通りも良くなっている。

4回目(6月10日)
調子良好。体感として「10→1」。左耳の痛みも軽減。
前日、道を間違えてイライラした際に一時的に閉塞感が出現。

5回目(6月12日)
体感は「10→0.5」ほどまで改善。
仕事後にやや閉塞感あり。耳の痛む部位に、わずかに芯が残るような感覚。

6回目(6月14日)
前回施術後、帰宅した頃から閉塞感が再発し、2日間続いていた。

7回目(6月16日)
とても調子が良い状態。

8回目(6月24日)
症状が安定していたため施術間隔を延長。
疲労時に耳がボーッとする感覚あり。

9回目(6月29日)
治療翌日に強い倦怠感あり。
耳の症状は「ほぼ10→0」。1日1回ほど一瞬ボワンとする。

10回目(7月4日)
前回と同様の状態が継続。

11回目(7月6日)
ボワンとする症状も出ず、2日間まったく耳症状なし。

12回目(7月11日)
耳の調子は良好で安定。

13回目(7月15日)
耳の症状は出ていない。

14回目(7月22日)
耳の症状は出ていない。

15回目(7月28日)
耳の症状は出ていない。

16回目(8月8日)
耳の症状は出ていない。

17回目(8月17日)
耳の症状は出ていない。

18回目(8月19日)
耳の症状は出ていない。

19回目(8月23日)
左耳の閉塞感が一瞬出現。

20回目(8月26日)
耳の症状は出ていない。

【長期経過】

その後、前回最終来院(2023年8月26日)から約2年4ヶ月が経過し、
この間、左耳の閉塞感・左耳の痛みはいずれも再発していなかった。

2025年12月9日、今朝から久しぶりに左耳の痛みが出現し再来院した。

使用したツボ

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まとめ

左耳の閉塞感および耳介後方(翳風付近)の痛みを主訴とする症例である。

鍼施術開始後、初期には閉塞感の再燃や日内変動がみられたが、回数を重ねるにつれて症状は軽減し、
11回目以降は耳の閉塞感・痛みともに消失し、安定した状態を維持した。

その後も定期的に来院しながら経過を確認したが、大きな再発はなく、
最終来院(2023年8月26日)まで良好な状態が継続した。

さらに特筆すべき点として、前回治療終了後から約2年4ヶ月間、左耳の閉塞感および痛みは一度も再発せず経過していた。
2025年12月9日の朝から久しぶりに左耳の痛みが出現したため再来院となった。

本症例は、耳症状の改善、その後の長期的な安定が得られた点が特徴的であり、
鍼施術による症状緩和および維持効果が示唆される症例と考えられた。

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