症状

右肘周辺に筋肉痛のような痛みが持続的に発生し、特に肘を強く曲げる動作時に症状が顕著となっていた。また、荷物を持つと腕全体に痺れが生じ、日常生活に支障をきたしていた。整体での施術を受けるも改善は見られず、腰痛も併発していた状態であった。

施術と経過

初診時の所見では、肘関節の屈曲時に痛みが誘発されることが確認された。施術では、全身の動きを整えることを目的として、腰のツボ、手のツボ、足のツボに鍼をした。その結果、肘を曲げた際の痛みが消失し、腕の重だるさも軽減された。施術後の経過観察期間中、症状の再発は報告されていない。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• L4(2.5) R
• 合谷 R
• 中腰 R

まとめ

肘関節周辺の痛みと腕の痺れを主訴とする症例において、局所だけでなく全身の気血の流れに着目した施術アプローチが効果的であった。特に腰部への施術を組み合わせることで、上肢の症状改善に寄与したと考えられる。本症例では、単なる局所の問題としてではなく、全身のバランスを考慮した施術が有効であることが示唆された。今後は、症状の再発予防のため、日常生活での動作指導や運動療法の検討も必要と考えられる。

担当スタッフ

井上駿

症例を投稿した鍼灸院：ACE鍼灸整骨院【伊勢院】