症状

先週の土曜日にスポーツジムでのレッスン中、スクワットしながら上半身を捻った際に左腰部に違和感を覚えた。その後、痛みが強くなり、2日後に整形外科を受診。
異常は見つからず、湿布と痛み止めを処方された。快方には向かったが、一週間経っても違和感が取れず、しゃがんだ際の痛みが残存し、スポーツジムに行ける状態まで回復しないためネットで調べ来院された。

施術と経過

動作を確認すると、前屈が最も辛いとのこと。また、違和感を覚える位置は左の臀部にあった。診てみると仙腸関節の動きが悪いことが気になった。仙腸関節と関連する肩のツボを調べたところ、顕著な緊張が認められたため鍼をした。すぐ後、動作を確認すると、前屈としゃがむ動きでの痛みがほぼ消失した。この時点で特に問題がないとのことだが、臀部に目立つ緊張があったため背中のツボから臀部の緊張を緩め、加えてスクワットがしやすいように足のツボを使って調整した。さらにスムーズに動けるようになっていたため、施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 肩稜 L
• T1(1.5) L
• 中腰 L

まとめ

時期が経っても取りきれない腰痛であったため、全身の連動に着目し、患部から視野を広げ肩や足のツボを使うことで連動を取り戻した。特に仙腸関節の動きに着眼してツボを選んだ。その結果、その場で動きがスムーズとなり痛みも取れた。

担当スタッフ

石井佑

症例を投稿した鍼灸院：はりきゅうルーム カポス