症状

1か月前、化粧をしているときに腕の痺れを感じた。これまで、あまり気にしていなかったがここ最近はうがいや目薬をするような上向き動作が加わる時や車のハンドルを握る時でも腕が痺れ、腕の裏側の付け根の方まで痛むようになってきた。

施術と経過

手首と首の動きを考え、鎖骨にあるツボに鍼をした。加えて小指にあるツボに鍼をすると上向き動作が半減した。腕の痺れに対して背骨の緊張部に鍼をして対応した。
2回目、『運転動作に支障がなくなり、寝返りの時に痛みで起きていたのが無くなった。』とのこと。上を向くと症状が出現し、腕の裏側の痛みも強く訴えていた。そこで、前回の施術に加えて拇指にあるツボを加えた。
3回目、『うがいが出来るようになった』とのこと。痺れ・痛む範囲が小さくなっていることを確認し施術を行った。
4回目、『テレビを見ているときなど黙っているときの方が気になるようになってきた』とのこと。身体の緊張から臀部のツボに鍼をした。
６回目、症状が安定し症状が消失したのを確認し終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 巨骨 LR
• 六谿 L
• T2(1) L
• 渝谷 L

まとめ

頸の動きの悪さが要因と思われる症例であります。本件のように腕の痺れが主訴であっても首の動きを取り戻すことで解消できることもあります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院